骨折

人生初である。

去年の春から異動とほぼ同時に空手を再開して,日々せっせと鍛錬に励んでいる。
この一年で何度か大会にも出場して,そこそこ上位に入ることもできたので,調子に乗って少し大きめの大会に出場してみたのである。

第1回戦は帯的には相当格上の方だったが,体格(体重?)的にはこちらが3キロほど重かったので少しだけ有利。ちょっと緊張していたが,まさかのKO勝利で調子に乗る。

第2回戦は,身長が10センチ,体重20キロ差(当然,相手のほうがでかくて重い),しかも有段者でいくつかの大会でタイトルも持っている相手と対戦。途中,危うくダウンしそうになるがなんとか最後まで戦い抜くも,残念ながら判定負け。

この試合後に胸の痛みに伴う息苦しさと右手の痺れと痛みが出る。直感的に普通の痛みじゃない感じがしたのだけれども,すぐに3位決定戦が待ち構えている。

棄権しようとも少し考えたが,やはりここで引き下がるわけにも行かず,3位決定戦に臨む。またまた相手は体格的にもタイトル的にも格上の相手。こちらは右手が全く使えないので,逃げ回って蹴りで応じるしかなかったのだが,それでもなんとか最後まで戦う。

やっと終わった…と思ったのにまさかの延長。再度同じスタイルで蹴りのみで戦う。
やはり逃げ回っている印象が強かったのだろう,残念ながら判定負け…。

痛みを引きずりつつ,なんとか帰宅。寝たら治るだろうと思っていたが,起きても痛みは引かない。強まってもいないが,痛いのは痛いので,シップでももらうかーという気分で病院に行ったら「これ,手も折れてるし胸も2本折れてるよ」。

全治一ヶ月。

仕事の合間に病院に行ったため,ギプスを巻いて職場に戻ると当然のことながら,学生やら同僚の先生やらからの質問攻めである。

めでたく人生初の骨折となった訳であるが,もっとすごい痛いのかと思っていた。
おそらく2回戦で折れたと思われるが,その状態でよく倒れなかったしその後もよく戦えたなと我ながら根性あるなと思う。

ただ,利き手にギプスしているので,生活がめちゃくちゃ不便になってしまった。痛みよりも生活の不便さと運動できないことがストレスである。骨よ,早くくっついてくれ。

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